【電気通信工事施工管理技士 受験記】 実地試験 合格へ向けて

施工管理技士 受験

僕は今、1級電気通信工事施工管理技士を受験している。

2019年9月1日に学科試験が終了し、10月3日に合格発表で無事に受験番号を確認。

かつ翌日には封筒が届きました。

この封筒が届くと安心します。

スベってると、ハガキが来ますから。

開ける前から、合否がわかります。

 

学科は正直言ってなんで合格したのか分からないけど、二次試験である実地試験に向けて勉強を進めていきます。

スケジュール

2019年10月18日(金)まで 実地試験申込(振込したら申込み完了)

2019年12月1日(日)試験

合格通知から2ヶ月きってるので、意外と時間がありません。

 

勉強法

正直、今回は、かなり難しいです。

施工管理技士に限らず、設備系の資格は、

「とりあえず過去問やっときゃ受かる」

ってのがセオリーなのですが、今年から新設された電気通信の施工管理技士については、過去問のないので、どのような問題が出るのか想像ができません。

実際、学科については講習会の予想問題はことごとく外れ、直前に試験が終了し、唯一の過去問となっていた2級の学科試験問題も、1級とは全く違ったため何の役にも立たなかった。

そんな中で、どうやって勉強していこうか?と悩んでるところですが、色々考えましたが、結局勉強法は、いつもとほぼ同じ方法でしかできない、との結論に至りました。

今まで3つの施工管理を合格してきたので、今回も一発で合格できるよう、なるべく効率的な勉強法を整理していきたいと思います。

勉強法① 問題の内容を整理する

まず実地試験の問題内容について整理します。

今回は過去問がないため、参考にするのは他の施工管理技士の問題になります。

【参考にする過去問】
・電気工事施工管理技士

建築施工管理は、そもそも問題の質が違う印象があるので除外。一番近いのは、管工事よりも電気工事と思うので、やはり電気工事をベースとして傾向を探ります。

1級電気工事施工管理技士 令和元年度より

まずは、1級電気工事施工管理技士の過去問題を確認します。
問題は、こちら。(以前は、数年分ありましたが、最近は直近のものだけのようです。)

過去の検定問題・合格基準 | 建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部
過去の検定問題・合格基準 一般財団法人建設業振興基金は、国土交通大臣から指定試験機関の指定を受けて「建築施工管理技術検定」と「電気工事施工管理技術検定」を実施しています。

まずは注意事項。

【注意事項】
・試験時間は、13 時から 16 時までです。(180分)
・試験問題は、5 問題です。全問解答してください。(すべて記述式)
時間は180分ありますので、時間には余裕があります。
すべて記述式となります。選択問題もなしです。
 

【問題1】施工経験記述
1-1 自身が携わった施工経験について記述(工事名、工期、工事に内容など)
1-2 上記工事の工程管理について対策した点を記載(2つ)
1-3 上記工事の品質管理について対策した点を記載(2つ)

【問題2】労働災害対策(安全管理)
電気工事に関する次の作業の中から 2 つを選び、番号と作業を記入のうえ、労働災害を
防止するための対策を、それぞれについて 2 つ具体的に記述しなさい。
1.クレーン等による揚重作業
2.高圧活線近接作業
3.酸素欠乏危険場所での作業
4.建設機械による掘削作業

【問題3】ネットワーク工程表
下記の条件を伴う作業から成り立つ工事のアロー形ネットワーク工程について、次の問に答えなさい。
1.所要工期は、何日か。
2.作業Gの所要日数が 3 日増えたとき、作業Lの最早開始時刻は、何日遅れるか。

【問題 4】用語説明
電気工事に関する次の用語の中から 4 つを選び、番号と用語を記入のうえ、技術的な
内容を、それぞれについて 2 つ具体的に記述しなさい。

【問題 5】法規
建設業法又は電気事業法に関する次の問に答えなさい。
1-1 建設業法に定められている下請負人に対する元請負人の義務を 2 つ記述しなさい。
1-2 建設業法に定められている施工体制台帳に記載すべき事項を 2 つ記述しなさい。
1-3 電気事業法に関する次の規定において、□に当てはまる語句を答えなさい。※穴埋め

解答例が、「株式会社東北技術検定研修協会」のサイトにありました。
これ、メチャクチャ役にたちますので、是非確認ください。施工経験記述の例まで載ってますから。
10年分くらいありますが、電気はここ3年分くらいありますね。十分です。

受験対策は東北技術検定研修協会へ
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試験問題の配点

僕の経験上ですが、
【問題1】40%
【問題2~5】60%
合計60%以上で合格、のイメージです。

問題1の施工経験記述が、ある程度かければ合格率はかなり高いです。
逆に言えば、施工経験記述をミスると落ちます。

というのは、
「施工経験記述が書けない=工事したことない」
となりますので、問題1については必ず書けるようにする必要があります。

僕は、建築施工管理を合格しましたが、正直良く合格したなぁと今でも思っています。

というのも、建築工事といっても内装工事くらいしかやった事がなく、躯体とか外壁とかタイル張りとか建設用重機とか、全然わからない状態でした。

でも、施工経験記述だけはしっかりと書けましたので、それが合格につながったと思っています。

勉強法② 問題の傾向を予測する

問題の傾向を予測します。

問題の傾向が予測できれば、覚える事を絞りこみが出来、効率が上がります。

問題1、問題2 施工経験記述(安全管理、工程管理、品質管理)

まず僕は、問題1と問題2は、セット問題と思っています。

問題1の施工経験記述で詳細を記述するのは、次の3つです。

・安全管理
・工程管理
・品質管理

このうちの2つが、問題1で出題され、残りの1つが問題2で出題されてます。

例えば、問題1で「安全管理」と「工程管理」が出たら、問題2では「品質管理」が出題される、といった具合です。

施工経験記述は、工事名・工事概要等を予め決めておいて、記述する内容を整理しておけば、それほど難しくないです。

安全管理、工程管理、品質管理の3項目についての解答例をすべて考えておけば大丈夫です。
あとはアドリブをきかせてそれっぽく書けば、満点でなくても点数はもらえると思います。

問題3 ネットワーク工程表

これも、間違いなく出るでしょう。
管工事でも、ネットワーク工程表の問題が出ました。
建築工事も、数年前までは”ネットワークは出ない”と言ってましたが、昨年度受験したときはネットワーク工程表が出ました。

つまり、施工管理実地試験では、ネットワーク工程表が必ず出ています。

ネットワーク工程表は、何回も書いていると段々分かってくるので難易度は低めです。
どちらかというと、点数を稼ぐ問題ですね。

問題4 用語説明

これが一番難しいと思ってます。
幅が広すぎて、何がでるかも良くわからないし・・・。

過去問題があれば、過去問をやっておけば多少は同じ用語が出たりするとも思いますが。

電気通信は今回が初めてなので、個人的には次のような考えて臨みたいと思います。

①得意分野は、書けるようにはするが、重点的には実施しない。(最悪、うろ覚えでも良い)
②不得意分野の知識を増やす。
③普段から用語を意識して知識を増やす。

特に②ですかね。間違っていても、多少あっていれば点がもらえるはず。

建築施工の講習会では、「数値を入れて書くように」と教わりました。

例えば、UTPケーブル敷設で言えば、「配線距離は最大で100m以内にすること」みたいな書き方はOKとなるけど、「配線距離は、既定の範囲内とする」等はNGといった具合です。

(※UTPケーブルの配線距離は、JISは90m以内といった記述があると聞いたので、注意が必要です。残りの10mは情報コンセントからのパッチケーブル分を見ているらしく、施工要領は90mらしいです。僕も聞いただけで、JIS規格を未確認です。)

たとえ、上記のようにUTPケーブルの距離が”100m以内”と記載しても、恐らく点数はそれなりにもらえます。少なくとも”0”点ではないとみてます。

僕のダメダメだった建築施工管理が合格出来たのも、多少採点の甘さが起因していたと思われますので。

問題5 法規

法規は、建設業法だけといった印象もありますが、プラスアルファとして専門法規が出る印象です。

例えば、電気の場合は、建設業法と”電気工事業”など。

これも通常は過去問ですが、過去問がないので今回は電気工事分で代用したいと思います。

勉強法③ 講習会

やはり、なんやかんやで講習会を受けると合格率があがります。

僕は会社から費用が出るので、必ず講習会を受講しています。

講習会の良いところは、強制力が働くところです。

正直、「オレ、施工管理大好きで、勉強するのも大好き」みたいな人は、講習会なんて受けなくてもいいと思いますが、大概の人は「勉強なんてやってらんねー」って感じだと思います。

ですが講習会になると、高いカネ払って、強制的に会場に収監されて、どっかの天下りっぽいおじさんの話を聞く環境、に閉じこまれますので、嫌でも勉強します。

全く聞いてないって事は、まずないので少しだけでも役に立ちます。

 

ただ今回は、学科の講習会がイマイチだったんでね。正直、あまりおススメ出来ないかもですね。

学科の時は、地域開発研究所の講習会を受けました。

今回の内容は、講師がイマイチってのもありましたが、そもそも試験の内容にほとんどマッチしていませんでした。

今まで、あんまり外れはなかったんですがね。

講習会は、いつも集中力が続かないので、講師の話があんまり入ってこないのですが、そこでもらえるテキストと予想問題の当たり方が、なかなか良いので受ける価値がありました。

費用は、3万くらいするので、まぁまぁ高額です。

会社が出してくれるので受講しますが、出ないなら受講しませんね。

 

ただ実地の場合は、施工経験記述の添削(赤ペン先生)をしてくれます。

これだけは間違いなく役に立ちますので、これだけでも受講の価値はあるかもしれません。

 

最後に

これだけ、偉そうに書いてますが、現時点で何も勉強していません。

とりあえず、講習会に申し込みだけはしました。

今回はCIC(日本建設情報センター)の講習会です。

それもWeb講座です。

電気通信工事施工管理技士(1級・2級) | CIC日本建設情報センター
1級・2級電気通信工事施工管理技士の資格試験ガイド。試験スケジュール、受検資格、試験情報、合格率データなど、電気通信工事施工管理技士の詳細情報をご紹介。1級・2級電気通信工事施工管理技士の試験対策は、CIC日本建設情報センターが徹底合格アシスト。

講習会場は、強制力が良いところですが、強制力の無いWeb講座です。ネット上から講座を見る形式です。

休日の講習会が受講できなかったんでね。(平日はダメなんです。電話が頻繁になるので、落ち着かないので)

現時点で、1カ月をきってますが、これから頑張っていきたいと思います!

(というか、再受験したくないので)

 

大阪在住。

激しい息子と、超絶イラチの娘を持つ、二児の父。

1LDKに住む。
狭いので引越したいが・・・。

レザークラフトや普段色々と思っている事とか、綴ってます。

不動産投資やってみたいんですが、なかなか踏み出せず。

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