何気なくツイッターを眺めていたら、タイムラインに西野さんの「新世界」が無料で公開してると流れてきた。
何気なく読み始めたら、止まらなくなった。
本は紙の方が良いと思いながらも、読み切ってしまった。
新世界
小さい頃は、”新”とか”ニュー”といったフレーズには、ポジティブなイメージしかなかった。だから、「新世界」と言われたら、なんだかファンタジーな感じはあるものの”何か良いもの”を想像していた。
でも年を重ねると”新”とか”ニュー”といったフレーズに対して、いつしかネガティブなイメージがつきまとうようになった。
ニュータウンという名の廃れた団地だったり、希望ヶ丘という名の絶望的な立地。大阪の”新世界”という名の、異世界を見てしまうと、”新”というフレーズが少し濁ってしまった。
ただここでいう新世界は、今現在を生きている僕らの世界を、新世界と表現し、その新世界での生き方が、ここに書いてある。
ではどんな事が書いてあるのかを、簡単に紹介したい。(個人的主観が多々入ってますので、気になった人は原文をどうぞ)
※後半のレターポットの話だったり、オンラインサロンの話は割愛してます。
レターポットは僕が仕組みを良く理解出来なかったのと、オンラインサロンの話は、こんな事やってて面白いよ!といった内容なので。(オンラインサロンは入ってみても良いかな?って思ってしまうので、興味があるひとはどうぞ。)
信用→お金
今回の(今回も?)テーマはお金。
この本の中には、お金についての説明がある。
そもそもお金って何?みたいなところから、お金の成り立ちは基本的に”信用”から出来ているって事を教えてくれた。
僕らの使っている紙幣は、ただの紙切れでもあるので一万円札は、一万円の価値があるかは、皆んなの共通認識でそうしているだけ。
つまり一万円札には、一万円の価値があるという”信用”のもとに成り立っている。
一万円札に信用がなければ、誰も一万円札で売ってくれなくなる。
また銀行がお金を借す相手は、信用できる人になる。これは、全てにおいて同じで、信用がある人であれば、”信用”をお金に換金出来る。
その一つがクラウドファンディング。
信用→お金 へと換えられる。
この人になら、お金を投資しても良いと思わせられるかどうか。
この人を信用できるかどうか。
となる。
認知度と人気度
有名ならクラウドファンディングいけるんじゃない?
という見方もあるけど、必ずしもそうではない。有名=信用ではないから。
有名=認知度
ではあるけど、
認知度=人気度
ではない。
みんな知っているからといって、必ずしも人気があるわけでもない。
これは、しばしばあるって事。
一例として、一時期キングコングのライブチケットが売れなかった、とある。
キングコングは知ってるけど、この時は人気がなかったのだろう。
信用の価値
今の時代、信用できないタレントの価値が下がっている。
タレントは、基本的に広告塔なので、お金をもらって商品を紹介する。
例えば、TV番組でお菓子を紹介するときは、例え不味くても「不味い」とは絶対に言わず、「美味しい」と言う。
そらそうだ。
でもその結果、信用が下がっている。
不味いと言ったら誰も買わないし、嘘でも「美味しい」と言うことで、お金をもらっているのだから。
そうなると認知度があって信用がある人は人気がある。
例えば、ホリエモンさんや落合陽一さんなど。
彼らは、頭脳明晰で、歯に絹着せぬ発言をする。そこに嘘はない。
最近、長嶋一茂さんと石原良純さんがTVで見るようになったと言われてる。
彼らに共通してるのは、「嘘をつけない」って事だと思う。
不味いものは「オレは好きじゃない」と言うし、美味しいものは「これは美味い」と言う。
ネットニュースなんかで、潜在視聴率という言葉があったりするけど、嘘をつくタレントが淘汰されていってるだけなんだと思う。
信用を上げる
世の中、信用社会になってる。
社会的に信用があるってことは、お金を集める事ができる。
では、信用を上げるにはどうしたら良いか?
これは具体的には書かれていなかったように思う。
一言で言えば、ファンを作る、ってところだと思う。
愛される事。
献身的に働いたりすることで、その人を評価し、その人のためなら、お金出しても良いかな?と思わせられるかどうか。
多分、下心があったらダメ。
ホームレス小谷さんや、田村Pのような人が、この新世界では成功していくのだと思う。
最後に
ここに書いてある事は、別に新しい事が書いてあるわけでもないと思う。昔からそうだった。子供社会でも同じだった。
小学生の時も、信用できる奴とそうでない奴がいて、みんな信用できる奴を応援したと思う。
お金を借りる時も、銀行は信用できる奴にしか貸さない。
昔から本質は同じ。それを分かりやすく教えてくれた。
そして、今は”信用”の価値が高まっているということ。
さらに、それをクラウドファンディングで換金できるということ。
それを教えてくれた。
この今現在の世界で、何となく生きてきた自分には、まだ大した信用もない。
けど、僕は嘘はつかない(つけない)タイプの人間で、そのあたりの信用はあると思っている。
あとはその信用をさらに高めていくだけ。
ホームレス小谷さんのように仕事を献身的にこなして、この人のためなら…と思ってもらえるような、そんな人間になれるように頑張ろうと思う。
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