【書評】新世界 西野亮廣著

何気なくツイッターを眺めていたら、タイムラインに西野さんの「新世界」が無料で公開してると流れてきた。

何気なく読み始めたら、止まらなくなった。

本は紙の方が良いと思いながらも、読み切ってしまった。

11月発売&絶賛ヒット中のビジネス書『新世界』を全ページ無料公開します(西野亮廣)|新R25 Media - シゴトも人生も、もっと楽しもう。
「大丈夫、行けるよ」

新世界

小さい頃は、”新”とか”ニュー”といったフレーズには、ポジティブなイメージしかなかった。だから、「新世界」と言われたら、なんだかファンタジーな感じはあるものの”何か良いもの”を想像していた。

でも年を重ねると”新”とか”ニュー”といったフレーズに対して、いつしかネガティブなイメージがつきまとうようになった。

ニュータウンという名の廃れた団地だったり、希望ヶ丘という名の絶望的な立地。大阪の”新世界”という名の、異世界を見てしまうと、”新”というフレーズが少し濁ってしまった。

ただここでいう新世界は、今現在を生きている僕らの世界を、新世界と表現し、その新世界での生き方が、ここに書いてある。

ではどんな事が書いてあるのかを、簡単に紹介したい。(個人的主観が多々入ってますので、気になった人は原文をどうぞ)

※後半のレターポットの話だったり、オンラインサロンの話は割愛してます。

レターポットは僕が仕組みを良く理解出来なかったのと、オンラインサロンの話は、こんな事やってて面白いよ!といった内容なので。(オンラインサロンは入ってみても良いかな?って思ってしまうので、興味があるひとはどうぞ。)

信用→お金

今回の(今回も?)テーマはお金。

この本の中には、お金についての説明がある。

そもそもお金って何?みたいなところから、お金の成り立ちは基本的に”信用”から出来ているって事を教えてくれた。

僕らの使っている紙幣は、ただの紙切れでもあるので一万円札は、一万円の価値があるかは、皆んなの共通認識でそうしているだけ。

つまり一万円札には、一万円の価値があるという”信用”のもとに成り立っている。

一万円札に信用がなければ、誰も一万円札で売ってくれなくなる。

また銀行がお金を借す相手は、信用できる人になる。これは、全てにおいて同じで、信用がある人であれば、”信用”をお金に換金出来る。

その一つがクラウドファンディング。

信用→お金 へと換えられる。

この人になら、お金を投資しても良いと思わせられるかどうか。

この人を信用できるかどうか。

となる。

認知度と人気度

有名ならクラウドファンディングいけるんじゃない?

という見方もあるけど、必ずしもそうではない。有名=信用ではないから。

有名=認知度

ではあるけど、

認知度=人気度

ではない。

みんな知っているからといって、必ずしも人気があるわけでもない。

これは、しばしばあるって事。

一例として、一時期キングコングのライブチケットが売れなかった、とある。

キングコングは知ってるけど、この時は人気がなかったのだろう。

 信用の価値

今の時代、信用できないタレントの価値が下がっている。

タレントは、基本的に広告塔なので、お金をもらって商品を紹介する。

例えば、TV番組でお菓子を紹介するときは、例え不味くても「不味い」とは絶対に言わず、「美味しい」と言う。

そらそうだ。

でもその結果、信用が下がっている。

不味いと言ったら誰も買わないし、嘘でも「美味しい」と言うことで、お金をもらっているのだから。

 

そうなると認知度があって信用がある人は人気がある。

例えば、ホリエモンさんや落合陽一さんなど。

彼らは、頭脳明晰で、歯に絹着せぬ発言をする。そこに嘘はない。

最近、長嶋一茂さんと石原良純さんがTVで見るようになったと言われてる。

彼らに共通してるのは、「嘘をつけない」って事だと思う。

不味いものは「オレは好きじゃない」と言うし、美味しいものは「これは美味い」と言う。

ネットニュースなんかで、潜在視聴率という言葉があったりするけど、嘘をつくタレントが淘汰されていってるだけなんだと思う。

 信用を上げる

世の中、信用社会になってる。

社会的に信用があるってことは、お金を集める事ができる。

では、信用を上げるにはどうしたら良いか?

これは具体的には書かれていなかったように思う。

一言で言えば、ファンを作る、ってところだと思う。

愛される事。

献身的に働いたりすることで、その人を評価し、その人のためなら、お金出しても良いかな?と思わせられるかどうか。

多分、下心があったらダメ。

ホームレス小谷さんや、田村Pのような人が、この新世界では成功していくのだと思う。

最後に

ここに書いてある事は、別に新しい事が書いてあるわけでもないと思う。昔からそうだった。子供社会でも同じだった。

小学生の時も、信用できる奴とそうでない奴がいて、みんな信用できる奴を応援したと思う。

お金を借りる時も、銀行は信用できる奴にしか貸さない。

昔から本質は同じ。それを分かりやすく教えてくれた。

そして、今は”信用”の価値が高まっているということ。

さらに、それをクラウドファンディングで換金できるということ。

それを教えてくれた。

この今現在の世界で、何となく生きてきた自分には、まだ大した信用もない。

けど、僕は嘘はつかない(つけない)タイプの人間で、そのあたりの信用はあると思っている。

あとはその信用をさらに高めていくだけ。

ホームレス小谷さんのように仕事を献身的にこなして、この人のためなら…と思ってもらえるような、そんな人間になれるように頑張ろうと思う。

created by Rinker
¥1,527 (2024/12/09 04:10:07時点 楽天市場調べ-詳細)

大阪在住。

激しい息子と、超絶イラチの娘を持つ、二児の父。

1LDKに住む。
狭いので引越したいが・・・。

レザークラフトや普段色々と思っている事とか、綴ってます。

不動産投資やってみたいんですが、なかなか踏み出せず。

一束(ひとたば)をフォローする
書評
スポンサーリンク
一束(ひとたば)をフォローする
一束blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました