行きつけの東急ハンズ梅田店で、ハギレを探してたところ、栃木レザーのハギレセットが売っていたので買ってみました。
関西ってこともあるせいか、意外と「栃木レザー」を売っているところを見ません。
使った事もありません。
だから、栃木レザーがどんな革なのか、よく知りません。
栃木レザーについて、ちょっと調べてみました。
革のレビューと合わせて紹介します。
そもそも栃木レザーとは?
そもそも栃木レザーって何?
革好きだったら、「栃木レザー」という名前くらいは聞いた事があると思います。
栃木レザーは、栃木県栃木市のタンナー「栃木レザー株式会社」がなめしたブランドレザーです。
約20の工程をかけて丁寧になめされ、高品質なレザーとして仕上げられています。
てっきり、「今治タオル」的な感じで、栃木地域で作られているものの総称と思ってましたが、違いました。
特定の会社で作られたものなんですね。
↓栃木レザーさんのHPです。なめし工程についても詳しく解説があります。
http://www.tochigi-leather.co.jp
赤タグ
栃木レザーといえば、赤いタグ。通称、赤タグ。
赤タグはいわば、折り紙付き。赤タグが付いていれば間違いなく栃木レザーが使用されています。
ハンドメイド製品でも、栃木レザーを使っている証明として、赤タグをつけて販売できます。
申請すれば、使用できるようです。
今回買った 栃木レザー ハギレパック
今回買ったハギレパックには、
- 生成り
- 赤
- 黒
- ネイビー
- こげ茶
- キャメル
の6色が入ってました。
ネイビーの量が一番多かったです。
1mm~1.5mm厚が、だいたい40dsくらい入って、¥1600。
思ったより入っていて、お得感がありました。
もちろん赤タグがついてます。
生成り(ナチュラル)
一般的な生成りは、マットな感じですが、栃木レザーはツヤがあります。触り心地もツルッとスベスベしています。ワックスを塗っているような感じですね。
写真では分かりにくいですが、実物はもう少しツヤがあります。
銀面は光沢があり、光を当てると反射します。
赤
赤の発色が綺麗に出ていると思います。ほかでよく見るレザーの赤は、もう少しマット(色が淡い)ように思いますが、栃木レザーは赤が強めです。
生成りと同じく、ツヤがあります。
染色は芯通しです。床面も赤みがかってます。
黒
他と同じく、芯通しでの染色、ツヤ・光沢があります。
ネイビー
他と同じく、芯通しでの染色、ツヤ・光沢があります。濃紺といった色合いなので、ネイビー単色で見ると黒と間違えてしまうくらいです。
黒と並べると、その違いが分かりますね。
こげ茶
他と同じく、芯通しでの染色、ツヤ・光沢があります。ネイビーと同じく、少し色味が濃く、高級感があります。
キャメル
他と同じく、芯通しでの染色、ツヤ・光沢があります。
生成り、キャメル、こげ茶、黒の比較です。こげ茶の色味が濃い目な気がします。
価格
価格を調べてみました。
半裁(200ds)で、約¥30,000
A4(6ds)で、約¥2,000
くらいですね。
イタリア輸入革のトスカーナやアリゾナがA4で¥1800〜1900なので、それとほぼ同じ程度ですね。
所感
栃木レザーは、ワックスを入れているのか、銀面にはツヤ・光沢があり、表面がツルッとしています。
このツヤ感が、いい感じです。
あまりにツヤがあり過ぎると、エナメルのような感じになり、革っぽく無くなったりするのですが、そんな事はなく絶妙なツヤ感を出してます。
触った感触も、ツルッとしているのですが、レザーの風合いが残っているので、感触が良いです。ずっと触っていたくなります。
染色も、全て芯通しなので、コバ面だったり、銀面を傷つけても色がハゲるような事もありません。
ブランドレザーというだけあって、良い革ですね。
個人的には、生成りが好きですね。
お財布に余裕があれば、半裁なんかを買いたいところです。
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