レザークラフトをはじめた頃に作った、IDカードケースが、ボロボロになってきたので作り直すことにしました。
今まで使っていたIDカードケース
作ったのは、3〜4年くらい前ですかね。雑誌の付録についていた、オロビアンコの小銭入れをバラして、IDケースを製作しました。あんまり分かっておらず、寸法がギチギチでカードを入れるのが大変でした。
裏側はカードが2枚入るようにはしましたが、ギチギチすぎて1枚しか入りません。
なんやかんや愛着があって3〜4年使ってましたね。ぱっと見、ブランドっぽいし。
でも3〜4年使っていると、だいぶボロボロになってきます。糸が切れたりしてね。
なので作り直す事にしました。
金具と型紙設計
いつものようにCADで型紙をつくります。
今回は、
- 縦型
- Rナスカンを使う
- 穴位置も図示する
を意識して、図面製作。
Rナスカンってのはこちらです。
レザークラフトフェニックスさんで売ってます。ネットで見つけて、気になって、実物を見てから購入しました。
大と小とありましたが、大が思ってた以上に大きくて、小を買いました。やっぱり実物見て買うのは良いですね。
こんな感じに開きます。
個人的に、この金具が好きですね。
形といい、真鍮の色といい。
これを見つけた時、
「この形状は何かに使いたい。パスケースやIDカードケースはどうか…」
となりました。
型紙製作と裁断
型紙はいつもどおり印刷して厚紙に貼り付け。今回は、縫い穴も入れました。
革は家にあった、生成りヌメ革の1.5mm厚を使いました。ニートフットオイルを仕込んでます。
裁断したところです。
可もなく不可もなくといったところですかね。
縫い穴
今回、図面に予め穴位置を入れたので、縫い穴すべてに丸ギリで印を入れます。
それを目印にして、縫い穴を開けていきます。
これは開けたところ。
3枚重ねになるので、ちょっと大変です。
先に2枚だけを、菱目打ちで穴あけし、3枚目は、菱ギリで開けるようにしました。
ただ厚みがあるので、まっすぐに穴を開けることが、なかなか難しい。
今回、裏側から表側に向けて穴あけしましが、やはり表面は穴位置が歪んでますね。
縫製から完成
外周を縫っていきます。今回、糸はビニモ1番ダブルロー付糸の白を使いました。
ロウが既に刷り込まれてるので、白というより半透明の乳白色な気がします。(もしかすると元々クリーム色かも)
因みにダブルロー付糸はロウが多いです。僕はある程度拭いてから使用してます。
外周を縫い付けて完成です。
写真だと縫ってあるのがよく分からないですね。
お気に入りの金具をつけました。
いい感じですね。
ちなみに窓のところには、クリアファイルを切って入れて使ってます。
入れてるだけで縫ったりはしてないです。
IDカードは、頻繁に出し入れするものでもないので、切って入れるだけで十分です。
むしろ傷ついたときに簡単に変えられるので合理的ですね。
型紙
型紙はこちら
縦型IDカードケース
所管
可もなく不可もなくといったIDケースができました。ちょっと革が厚かったので、カードが出し入れしにくいですね。あまりカードを出し入れするものでもないのですが、もう少し柔らかい方がいいので、1mm厚の方が良かったかもしれないです。ただ1mmだと柔らかすぎてヘナヘナしてしまうので、その辺りのさじ加減が難しいですね。
ダメではないのですが、何か気に入らない感じです。
デザインのしようがあまり無いのですが、もう少しカッコよく仕上げたいですね。金具がかっこいいので。
ちょっと練り直して、リベンジしたいところです。
追記
二つ折のIDカードケースを作りました。
コメント