どうも一束です。
僕は、37歳で今の会社で5年が過ぎました。
転職して、
前職よりは間違いなく良かった
と思ってます。
ただ最近は、モチベーションが低くなってきてるんで、何ともですが。
僕が転職するまでの事、転職して思った事を書いていきます。
前職について
前職は、某メーカーにいました。僕はプラント系の製品やシステムの担当部署で営業として働いてました。
何故か一年目に、営業本部採用となり、二年目から大阪支店に営業として異動して、それからずっと大阪で営業してました。
最終年は、営業兼SEという名目で何でもやりました。ただSEといっても、実際は工事担当者みたいなもんです。
何故やめたの?
何故辞めたのか?
たまに
「不満はないけど、辞めます」
みたいなカッコいい事を言う人が居ますが、あれはほぼ嘘ですね。
不満なければ辞めないから。
(家庭の事情とか、家継がないといけないとかは、ありますが)
僕が辞めた一番の理由は、会社の体制に不満があったからです。
もう酷かった。ありえないと思ってた。
自社の製品を信用できなくなっていた。こんな感じだったら、客に売りたくない。
メーカーなのに自分とこの製品を信用できなかったら、営業なんて出来ない。
工事してても、自ら爆弾を仕掛けていってるような気分でした。
そう思ったら、
「なんで働いてんの」
ってなってました。
そんな時。
たまたま登録だけしていたFacebookに、前の会社の先輩から、メッセージが届きました。
「転職を考えてたりする?」
この時、僕に迷いはなく、
「考えてます」
名古屋
先輩は名古屋で働いてたから、僕は名古屋に向かいました。
久しぶりだったんで、
今あの人どうなの?まだあの人いるの?とか、
昔話で盛り上がり、なかなか本題までいかない。
いい加減、本題。
「仕事としては、こんな感じ。」
先輩は言います
「営業兼工事担当って感じだから、多分今と大きくは変わらないよ。少なくとも給料は増えるよ。
具体的には、僕でもそれなりにもらってる。今で前の会社の部長ぐらい。」
今の会社の給料が安いのを知ってたから、その部長レベルの給料が高いのかはよく分からない。
「ただ、ホントに転職するかどうかは、最終的には、キミに任せる。僕もそこまで責任は持てない。人生変えちゃうような話だし。」
先輩は続けます
「それに転職したら、多分、名古屋勤務になるけど良い?」
転職する気満々でいたけど、正直、これには少し躊躇した。
環境を変えるってのは、やっぱりリスクあるし、分からん事も多い。勤務地も名古屋。おそらく単身になる。
「とりあえず家族とも相談して考えてみてよ。」
と、大阪に帰りました。
家族との相談
僕は家では、仕事の事は全く話していませんでした。僕は仕事が嫌いだったから、家で仕事の話しても、多分愚痴にしかならない。
でも僕が大変そうだった事や、雰囲気的に転職したいと思っている事は分かっていたと思う。
だから結局、
「もう気持ちは決まってるんでしょ?」
って一言、言われた。
僕が決意した理由
僕は、タイミングだったり縁だったりをどこか大事にしているところがあります。
今、転職したいと思っていて、そこに声をかけられた。
会社としては、今よりも大きい会社で、給料も悪くない。
勤務は名古屋になるから、単身にはなるだろうけど、いずれは戻れる可能性が高い。
今の会社だって異動はある。転勤ももちろんある。
今の会社は給料もそれほど良くはない。
項目をあげればあげるほど、断る理由は無くなっていきました。
今、この話を断るのは簡単だけど、多分あとで後悔する気がしました。
退職するまで
やめる決意をしてから、数週間かけて、上司だった課長代理と二人きりになるタイミングを探してました。
ある時、課長代理と二人だけで残業する機会があり、遂に言いました。
「課長代理。ちょっと話があるんです。」
空気を察して、
「ここで良いの?」
と聞かれました。
回りは、ほぼ誰も居なくて、遠くで別の部署の人が数人いるだけだったので、
「ここで良いです。」
「……で、話というのは?」
「……僕、会社を辞めようと思います。」
「…そうか。やっぱりか。それは仕方ないよな。」
はぁ、やっと言えた。と、ホッとしていると、
「でも、それは俺からは課長に言えないから、直接言ってくれ。」
えーー!!
そんな事ある?
って事で、再チャレンジになりました。
こっからが長かった。
まず課長に話。課長の次が副支店長。その次に支店長。
ちなみに、この時の支店長と課長は、僕が本社にいた時からに世話になった人達で、僕に声をかけた先輩の元上司でもありました。
「あいつ(先輩)みたいに金だ金だって言われたら、仕方がないけどやな。おまえはそうじゃないんだろ?」
僕の表向きの理由は、IT関係の会社に行きたいからでした。
「…ええ、まあ。」
「そうだろう?あいつは、金があわない、ってそう言うから、どうしようもなかったんや。そうでないのなら、一回考え直してくれんか?」
そう引き止めにあいました。
と同時に、先輩どんだけカネカネ言ってたん?と言う思いが。
正直な話、この時、ほぼ答えは決まっていたんだけど、若干揺れる想いはあるんですよね。
引き止められるって、ちょっと嬉しいというか、必要とされてる感が、心を揺さぶる。
だけど、もう決めた事。数日後に、辞めると宣言しました。
そして支店長も
「よし、わかった。」
辞める時に失敗した事
僕の転職は確定しました。あとは、辞めるまでの仕事の引継ぎだけ。
正直、これは失敗しました。
変に会社に温情があって、残る人たちに迷惑かけらんないって思って、引き継ぎ資料とか、なるべく仕事を残さないようにとか。
色々とやる事を自分で作って、結局のところ有給消化はほとんどしませんでした。
普通に名古屋引越しの前日まで働いていました。
今思うと、すごく無駄な事をしてしまったと思っています。
結局は、僕は会社員で会社の一担当者でしかないから、そんなに頑張っても意味がない。
もっと自己中心的になれば良かったと思ってします。
(ただ、もう一度同じことがあったら、また同じようにしてしまうかも知れないですが。多分、性格ですね)
新天地
辞めてから、名古屋に引越すまで1週間、僕の体調はすこぶる悪かった。
風邪をひき、それが発端で中耳炎になり、花粉症で鼻とくしゃみと目がかゆく、挙句のはてに目にバイキンが入り顔が変わるぐらいに目が腫れた。
嫁からは、
「お化けみたい」
と言われる始末。
何とか初日にはお化け状態だった瞼は治り、無事に出社できました。
転職して思った事
会社が変わって、僕の環境は激変しました。
まず残業が少ない。
今までが何だったんだ?って思うくらい。
今までが異常だった事に気付かされた。
やっぱり早く帰りたいし、前職は自分に関係ない仕事をし過ぎていたと思う。
この点は、とても良かった。
そして給料も大分増えた。
先輩が言っていた、前職の部長ぐらいってのが何と無くわかった。
あとは、転職するのって大変だと思っていたけど、僕は比較的簡単に転職できた(した)と思う。
今回、たまたま先輩に声をかけられて転職したから、会社と自分をマッチングするということに関しては、何もしていない。
ほぼ採用ありきで、事が進んでいたから不採用の心配もないし。
だから、そこに関してはとても良かった。
やっぱり、全く違う業界の、違う会社に行くのだから、リスクは高い。
先輩がいるというのは、すごいメリットだった。
だから、これから転職しようと思っている人は、ホワイト企業の先輩に、求人がないのか確認してもらうのもいいと思う。
知り合いがいたら、企業側が求める人材と、自分がマッチしているかも感覚的に判断できる。
今はどこも人不足で、企業は常に良い人材を探してる。
僕の会社もそうだ。
今でも人を探してる。
(ただうちの上司の要求が、変に高いくて、なかなか見つからない。若くて、資格持ってて、性格良くて、専門知識も高い。正直、そんな人材は居ないよ。いたら、他のところに行ってるよ…。)
ただ隣の芝生は青く見えるから、完全に自分にマッチした会社を探すのは難しいと思います。
本だったか誰かが言っていたかは忘れたけど、
僕らは就職したのであって、就社したわけではない
仕事って人生の大部分を占めるんだから、今ブラック企業で働いてる人は、早く転職(少なくとも転職活動)した方が良いと思う。
所詮、組織に属していたら、駒にしか過ぎないのだから、今の会社に固執する必要なんてないのだから。
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